時間は人を待ってはくれない。だから人は,人を待つ。

読んでくださった方へ

拙い私の文を読んでくださった方がいるようだ。

ありがたい話である。

こういったブログという形で社会に何かしら恩返しができたのなら,いいなと思うがなんともまだまだ学びが足りない。精進するほかない。

リーダーはすべての責任を負う

さて,リーダーは何をすべきなのか。何をしてはいけないのか。前回はリーダーが行動する上での思考や判断の根底においておくべきだと思うことを書いていた。

何をすべきか。

  • みんなの考えを尊重すること。
  • みんなのキャパを考えること。
  • 焦らず急ぐこと。(これに関してはまた後日)
  • 基本無理すること,やばいときは頼ること,時に止まること。

何をしてはいけないのか。

  • 仲間をおざなりにする選択。
  • リーダーの価値観を押し付ける言動。
  • 理想と現実の差異による八つ当たり。
  • 今に固執する。

今回は「焦らず急ぐこと」について書いていく。

例えば,あるお店でお客さんがいたら,その方々を待たせるようなことがあってはならない。そんなこと言うまでもないことである。

リーダーには上記のような責任が常にかかっているわけだが,かといってリーダーが一人で対応していたのでは,チームで動く意味はない。というかチームとは呼ばない。

ではチーム(仲間)の動きをいつまでも待っていられるかというと,それもまた否である。

じゃあどうしろというのか。

この世はバランスである。何事も。

今回も同様にバランスを考えるのである。

リーダーは何を担当し,何に責任を持つのか,仲間に何を期待し,何を任せるのかを決める。そして決めた以上,すべての責任を負うのだ。

言葉で言うのは簡単である。

しかし現実はそう甘くない。

仲間に任せると一口に言っても,考える要素はたくさんある。その人がもつキャパシティはどれくらいか,性格は,その人にとって利益のある依頼か,タイミングは適切か。

そうやって考え抜いた先で任せるのである。

そしてリーダーは一度任せたのなら,どんと構えなければならない。

つまり,待たなきゃならない。

たとえお客さんが目の前にいたとしてもである。

時間は無常にも待ってはくれない。だからこそ,その無常さを認識したうえであえて仲間を待つ,期待すべきなのだと思う。

焦ると急ぐの違い

そんなこと言ったって,お客さんを前にして棒立ちしている奴がいるか,なんて突っ込みたくなる。

もちろん,ここで何を任せるかが重要になってくるわけだが,そうは言ったって任せた側は背中に冷や汗かきながら見ていろという話である。

当然焦る。

けれど世の中我々若輩者を指導してくださる方々はみんなそうやって責任を代わりに請け負っている。つまり指導される側のリスクを少しでも肩代わりして指導してくれているのだ。

そうでもしないと後進は挑戦などできやしない。学べないのである。

では指導者は待つことによる焦りをどうしているのか。

我が師匠は下記のような旨をおっしゃっていた。

「焦りはネガティブな感情を含んだ言葉である。」

つまり,焦る必要はない,でも急げ,とのこと。

ネガティブな感情(焦り,不安,心配など)を持つ必要はないけど,リーダーは任せた後も含めた長期的な視点を持ってプロジェクトにおける様々な事を判断し,任せたり,自分の力を行使したりすればいいのだと。

つまり,時間をかけて待つ工程と,自らの経験と技量をフル動員して加速する工程とをうまく使い分けろとのこと。

難しい話である。

言葉にすることもままならない。

まあでも贅沢な悩みであるし,こういった教科書に載っていないことを学ぶことができる環境下にいることはすごく幸せなことである。

 

 

 

ブログ始めてみた

完全な見切り発車

師匠に作れ!(大嘘)と言われ,始めてみた。ただでさえやることいっぱいだと言っているのに容赦なくこんなことやってみたらと提案してくるあたり,本当容赦がない。

けど,なんでも経験だとは思うし,何より師匠は意図なく無茶なことを言う人ではない。今始めることに将来何かしらの益があるのだろう。俺はただ,がむしゃらにやるだけである。

とりあえず初回は最近の悩みについて書いていこうと思う。

 

「リーダーとは何か?」

組織運営において尽きることの無い悩みであり,難しい話である。

先ず初めに悩んだことは

一番大事なのはリーダーの求める理想か?それともそのプロジェクトのサービスを受ける客か?それともプロジェクトを支えてくれる仲間か?

という悩み。

事実どれも大事である以上,どうしたらよいのか。

師匠はこう言う。

リーダーと仲間がちゃんと協力できたのなら,必然的に客も大事にしていることになるよね。と。

さすがと言わざるを得ない。

ちゃんとチームとして協力して進められている(自分も仲間も大事にしている)なら,それでいいのだと。あとは改善を積み重ねれば,後々客も大事にされて満足してくれると。なるほどなあ,経験の差だよなあ。

 

「理想を抱いて溺死しろ」

あるアニメに上記のようなセリフがある。

主人公の「誰もが幸せであってほしいという願いは決して間違いじゃないはずだ」との考えを真っ向から否定したあるキャラのセリフである。

理想と現実はいつもかけ離れている。

そして私はこの理想をいつも追いかけていたい質の人間である。

でも,世の中みんな価値観が違うのだ。

さらに言えば組織の中でも当然その価値観の相違は存在する。

だとするならば,リーダーは自らの価値観をその組織に押し付けていいのだろうか。

押し付けてはいけないのであれば,自らの価値観をねじまげないといけないのだろうか。

どれも違う。きっと新たに価値観を創造するのだ。文化を作ると言ってもいいかもしれない。

人はいろんな顔を持てる。家族の前,友人の前,恋人の前,知らない人の前,それぞれ全く同じ対応で会話をするなんて人はまずいないだろう。

その時その場面に適した会話を選択し,コミュニケーションを図る。

きっとこれと同じようなことが,組織の上での価値観でも再現できるんじゃないだろうか。その組織特有の価値観を生み出すことができるのではないだろうか。

でも,きっとこれはとても大変なことだ。各々の自己開示なしに,為せるような話ではない。

じゃあその壁に対し,リーダーは何をすべきなのか。何をしてはいけないのか。

何をすべきか。

  • みんなの考えを尊重すること。
  • みんなのキャパを考えること。
  • 焦らず急ぐこと。(これに関してはまた後日)
  • 基本無理すること,やばいときは頼ること,時に止まること。

何をしてはいけないのか。

  • 仲間をおざなりにする選択。
  • リーダーの価値観を押し付ける言動。
  • 理想と現実の差異による八つ当たり。
  • 今に固執する。

現状分かる範囲だとこんな所だろうか。

このあとも書きたいことあるけど,疲れた。

また次回,今度は会計とかプログラミングのことに関しても書きたいな。